監視ネットワークの保護
マルチサイト監視システムの能力を最大限に引き出すための方法をご紹介します。
昨今の新型コロナウイルス感染拡大により、企業はこれまで真剣に考える必要のなかった問題に直面しています。中でも重要な問題のひとつに、予期せぬ事態が生じたときサイトをリモートでどう管理し、どう監視していくか、そして複数のチームをどう管理し、検出システムとスマートアラートをどうセットアップするか、という課題があります。
そこで活躍するのが、SynologyのSurveillance Station®です。このシステムは、監視専用のSeagate® IronWolf®およびIronWolf Proハードディスク・ドライブを搭載したSynology NASで動作し、セットアップがしやすく、使いやすいインターフェイスを備えています。これを導入することで、すべての人を安全に守りつつ、あらゆる規模の展開環境を管理することができます。
手順1:御社のネットワークにIPカメラを取り付けます。
手順2:Synology NASまたはNVRをそのネットワークに接続すると、接続されているカメラが自動で検出されます。
手順3:お使いのPCまたはモバイルデバイスをそのネットワークに接続し、Surveillance Stationにログインすると、ライブビューを使って展開環境全体にリアルタイムでアクセスし、その管理や監視ができます。
セットアップが完了すると、御社のチームはポート転送や複雑なVPN設定なしに、どこからでもログインできるようになります。
さらに、イベント検出を簡単に実行し、カメラごとに帯域幅を最適化することも可能です。Surveillance Stationから使用したいカメラを選択して、その設定へと進みます。オプションの中から監視対象とする範囲を指定し、欠落品の検出を有効にし、動きの多い場所での感度を調整します。
この他に、アラートの受け取り方法を電子メール、テキストメッセージ、ワークステーション、プッシュ通知の中から選べるオプションもあります。また、スマート検索を使うと、何時間もかけてビデオを確認しなくても、必要な映像をすばやく見つけ出すことができます。
従来、複数の場所を監視するためにはチームがそうした場所へ実際に出向く必要がありましたが、移動制限や感染対策が求められている今、多くの企業にとってそれは現実的ではありません。Surveillance Stationは、時間とコストの節約を実現する一方で、こうしたニーズに応え、CMSを使って複数箇所をひと目ですぐに監視できるようサポートします。
CMSがあれば、複数のNASやNVRを集中管理型のNASに同期し、ひとつの画面ですべての展開環境を監視することができます。また、ユーザー権限を設定しておくと、マネージャーが設定を変更したり、ユーザーが許可されたデバイスを確認したりすることもできます。複数のNASやNVRを運用しているお客様には、CMR技術を内蔵し、常時稼働の高作業負荷環境に対応できる能力を備えたIronWolfまたはIronWolf Proハードディスク・ドライブをおすすめします。
SynologyとSeagateの製品を組み合わせることで、実績ある技術を御社の監視ソリューションに導入することができます。また、ハードディスク・ドライブおよびNASとの互換性も実証されているため、安心してお使いいただけます。