外付けストレージおよびiPad USB-C
一部のLaCieストレージ・デバイスは、新型のUSB-C iPadにご使用いただけます(こちらをクリックして、お使いのLaCieデバイスがUSB-C iPadに対応しているかどうかご確認ください)。サポートされている操作については以下のリストをご覧ください:
互換性のあるiPadへのストレージの接続
外付けストレージ・デバイスとiPadOS 13以降を実行している互換性のあるiPadの間でファイルへのアクセス、共有、コピーを行うことができます。注:iPadに以下をはじめとする外付けストレージ・デバイスを接続するためのUSB-Cポートが搭載されている必要があります:
- iPad Pro第3世代以降
- iPad Air第4世代以降
- iPad mini第6世代以降
- iPad第10世代以降*
*注:iPad第10世代のUSB-CポートはUSB 2.0を使用しており、Thunderboltデバイスとの互換性はありません。
iPadでストレージ・デバイスのコンテンツを表示するには、ネイティブFilesアプリを開いてください。接続されているストレージ・デバイスは左のサイドバーに表示され、以下の隣にあるため簡単に見つけることができます:
- iPadOS 13のUSBアイコン
- iPadOS 14のドライブ・アイコン以降
- iPadOS 15以降の位置情報アイコン
サイドバーが表示されていない場合は、左上のサイドバーのアイコンをタップすると表示されます。iPadには、インストールされているサービスやアプリのフォルダが複数あります。例えば、iCloud、OneDrive、Adobe Creative Cloudなどのクラウド・デバイスには、簡単にコンテンツを表示させてコピーできるフォルダがFilesアプリにあります。LaCieストレージ・デバイスを接続したら、お好きなクラウド・サービスにコンテンツをコピーすることができます。
注:Seagate Secureのパスワードを使ったLaCieストレージ・デバイスのロック解除は、現在ご利用いただけません。サポートされているiPadに接続する前に、MacまたはPCのToolkitを使って、Seagate Secureを一時的に無効にすることができます。
サポートされている操作
Filesアプリで接続されているドライブをタップすると、そこに保存されているファイルがすべて表示されます。ファイルとフォルダを表示したり開いたりできます(それらの保存方法に対応したアプリがインストールされている場合)。ファイルの操作方法は、実行しているiPadOSのバージョンによって若干異なります。使い方については、Appleのこちらの記事をご覧になり、iPadOSの該当するバージョンを選択してください。ファイル・アプリの使い方を説明したビデオも、AppleサポートのYouTubeチャネルで公開されています。
ここでは一般的な操作について説明します。
- コピー:1つまたは複数の項目を別のディレクトリにコピーできます。
- 複製:同じフォルダに項目をコピーできます。
- 移動:現在のフォルダから別のフォルダに項目を移動させることができます。
- 削除:項目をFilesアプリの [最近削除した項目] のゴミ箱に移動させることができます。
- 情報:その項目の詳細が表示されます。
- タグ:分類のために項目にラベルを付けることができます。
- 名前を変更:項目の名前を変更できます。
- 共有:メッセージ、電子メールまたはその他のコミュニケーションアプリから1つまたは複数の項目を共有できます。
注:このオプションは、サードパーティ・アプリで動画ファイルを再生する際にも使用することができます。 - お気に入りに追加/お気に入り解除:見つけやすいように「お気に入り」とマークされた項目が、Filesアプリの [お気に入り] のセクションに表示されます。
アプリ内からストレージ・デバイスへのアクセス
iPadOSは、Linux、macOS、Windowsなどのコンピュータ・オペレーティング・システムとは異なる方法でファイルを扱います。そのため、すべてのアプリから接続済みのストレージ・デバイスにアクセスできるわけではありません。アプリが外付けストレージ・デバイスに対応しているかどうかについては、アプリケーションのベンダーにご確認ください。
多くのアプリでは、外付けストレージ・デバイス上のファイルを使用するにあたって、ファイルのコピーをiPadの内部ストレージに追加する必要があります。例えば、iMovieの [ファイル] を選択して、編集するメディアとしてインポートすることができます。
iPad USB-Cとコンピュータでの外付けストレージの性能の違い
iPadでのデータ転送は、コンピュータとは異なります。サポートされているiPadのUSB-CポートはUSB 3.1 Gen 2またはThunderbolt(モデルによる)と同等ですが、転送速度は異なる場合があり、MacまたはPCの方が高い性能を発揮することがよくあります。
バッテリーの使用
iPadは、接続するデバイスに最大7.5Wの電源を供給します。外付けハードディスク・ドライブに長時間接続すると、バッテリーへの負荷が高くなる可能性があります。
取り出し
macOSやWindowsとは異なり、iOSではストレージ・デバイスの「安全な」取り外しを行う必要はありません。操作が完了したら、ストレージ・デバイスをすぐに取り外すことができます。念のため、接続を解除する前に転送が行われていないことを確認してください。ベスト・プラクティスは、iPadの電源がオフの状態でドライブを取り外すことです。
保存形式
iPadOSは以下の保存形式に対応しています:
- HFS+
- APFS
- APFS(暗号化)- iPadOS 14以降
- exFAT
- FAT32
- NTFS - iPadOS 15以降
- NTFSにフォーマットされたドライブは読取り専用です
WindowsにおけるexFATフォーマットに関する注記:Windows PCでexFATとしてドライブをフォーマットする場合、アロケーションサイズを128K~1,024Kに設定してください。アロケーションサイズを1,024Kよりも大きく設定すると、iPad USB-Cで検出および書込みの問題が発生する可能性があります。これは、Windows PCでフォーマットを行う場合にのみ当てはまります。
パスワード保護
iPadOS 13は、パスワード保護されたストレージ・デバイスには対応していません。
iPadOS 14以降は、パスワード保護されたAPFSストレージ・デバイスに対応しています。ディスクユーティリティを使って、macOSでパスワードを作成する必要があります。パスワード保護されたAPFSストレージ・デバイスを接続する場合は、プロンプトが表示されたら、Filesアプリを使ってドライブのロックを解除します。
注:Seagate Secureのパスワードを使ったLaCieストレージ・デバイスのロック解除は、現在ご利用いただけません。サポートされているiPadに接続する前に、MacまたはPCのToolkitを使って、Seagate Secureを一時的に無効にすることができます。
Toolkitおよび初回接続
ほとんどのLaCieストレージ・デバイスは、初期登録とToolkitのインストールを実行するために、まずコンピュータに接続する必要があります。まずMacまたはPCにストレージ・デバイスを接続して登録を行い、Toolkitをダウンロードしてインストールしてください。登録とToolkitのインストールが完了したら、サポートされているiPadに接続することができます。
ToolkitはiPadOSにはご使用いただけません。
次の機能はiPadでご使用いただけません。
- LED動作の変更
- ドライブ・セキュリティの調整
- ドライブのボリューム名の変更
- ドライブの再フォーマット
- ボリューム・エラー(通常は使用中のドライブを取り外した場合に発生)の修正。
- ドライブに対する診断の実行